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【FlexClip】ブラウザでの動画編集ってどんな感じ?初心者に使いやすい?

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※本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。

パソコンにインストールしないタイプの動画編集ソフト「FlexClip(フレックスクリップ)」をご提供いただきました。
FlexClipはブラウザ上で使えるので、ネットに接続できる環境さえあれば、ちがうパソコン(または複数人)でも動画編集できるというもの。

実際に使ってみて感じたメリットやデメリットを紹介します(^^)
メインで使っている動画編集ソフト「PowerDirector」と比較しながらレビューしています。
※ただし、筆者はPowerDirectorの買い切り版を使っているので、FlexCilpの年額制と合わせるためにPowerDirector365(年額制)で比較しています
レビューは動画編集初心者の目線になります。

この記事がオススメな人

・かんたんな動画編集がしたい
・解説動画を作りたい
・AI音声や自動字幕起こし機能で効率的に動画を作りたい
・動画に使える素材もセットでほしい
・AI画像生成やAI動画生成もセットで使いたい

この記事で紹介すること

・FlexClipってどんなソフト?
・動画編集初心者が使って感じたメリットとデメリットとは?
・実際にFlexCilpを使って絵のメイキング動画を作ってみた感想
・AI画像生成を使ってみた感想←New!

3つの新機能が追加されました↓

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目次

FlexClipってどんなソフト?

編集画面はこんな感じ

・ブラウザ上で動画編集できるソフト→違うパソコンや複数人でも動画編集が可能
・本格的な動画編集ではなく、解説動画や商品広告など簡単な動画向き
・無料~月額制プランが用意されている
・ロイヤリティーフリー素材(動画・画像・音楽)が多数用意されている
・入力文字読み上げ機能が付いている
・自動字幕起こしができる(時間制限あり)

このあたりが動画編集初心者にとって目玉な機能じゃないでしょうか?

◎プランの比較(重要そうな部分のみ抜粋)

無料プランベーシックプランプラスプランビジネスプラン
料金無料$71.88
(年額)
$9.99
(月額)
$119.88
(年間)
$19.99
(月額)
$293.88
(年間)
$29.99
(月額)
書き出し可能な画質480P
(低め)
720P
(普通)
1080p
(良い)
1080p
(良い)
プロジェクト毎の保存動画
(最大ストック動画数)
115無制限
保存できるプロジェクトの数12無制限無制限無制限
書き出し可能な動画の長さ最大10分最大25分無制限無制限
カスタムブランディング
(※1)
FlexClip透かし
動画共有スペース1/アカウント50GB100GB1TB
再販売権利
(※2)
動画 書き出し無制限無制限無制限無制限
自動字幕起こし5分/月30分/月60分/月240分/月
※2023年5月時点の情報
※1:作成した動画の著作権を保護する
※2:FlexClipで作った動画を販売する権利

公式サイトの機能とプラン一覧↓

https://www.flexclip.com/jp/pricing.html

筆者はビジネスプランを提供していただきましたが、FlexCilpでは「プラスプラン」が人気のようです。

実際に使って感じたこと+メリットとデメリット(初心者目線)

公式サイトのトップ画面

※PowerDirectorユーザーによるFlexCilpビジネスプランの感想です(少し無料プランにも触れている)

デメリット
・タイムラインがPremiereエレメンツ(クイック)に近い
・動作がやや重い
・画質的に無料プランだとYoutubeにアップのは厳しいかも?
・読み上げ音声は機械っぽい
・エフェクトの重ねかけは不可
・画面の録画機能付きだが使いにくい

メリット
・色んなパソコンで動画編集できる
・読み上げと自動字幕起こしで効率化を図れる
・音声を頻繁に使いたい場合はコスパがいいかも?
・AI画像生成やAI動画生成ができる

デメリット

・タイムラインがpremiereエレメンツに近い
・動作がやや重い
・画質的に無料プランだとYoutubeにアップのは厳しいかも?
・読み上げ音声は機械っぽい
・エフェクトの重ねかけは不可
・画面の録画機能付きだが使いにくい

タイムラインがPremiereエレメンツ(クイック)に近い

Premiereエレメンツ(クイック・初心者向け)はこんな感じのタイムラインになっています。
FlexClipはPremiereエレメンツのクイック画面(初心者向け)に近いので、タイムラインをたくさん使う本格的な動画編集には向いていないと思います。

素材(動画・画像)を自分でアニメーションもさせられませんし‥(^^;)

アニメーション機能付いていました(ただし、ズームと移動のみ)↓

Premiereエレメンツのレビュー↓

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動作がやや重い

動画編集ソフトは全般的に重いので仕方ないですが、ブラウザで動画編集できても動作は重たいです。
筆者が使ったことのある「PowerDirector」も「Premiereエレメンツ」もエフェクトの重ねかけ、トラックを増やしまくると重くなります。
※パソコンスペックは中くらい

逆に、ハイスペックのパソコンだとどうなるかが気になりますね。

ブラウザ編集だからパソコンのスペックに依存しないんでしょうかね?

画質的に無料プランだとYoutubeなどにアップするのは厳しいかも?

無料プランはあくまで「試用するためにある」と考えておいた方がいいでしょう。
透かしが入るのと、書き出し動画の画質が低すぎるので‥(^^;)

480P(ビジネスプラン)で書き出した動画↓

確認してみると、パソコン上で再生するぶんには問題なさそうですが、Youtubeやニコニコ動画にアップする用だと厳しいかも‥?

読み上げ音声は機械っぽい

声はボイスピークと比べて、こんな感じでした。
筆者の動画では音声は主にボイスピークを使っていますが、ボイスピークの方が人が自然に話しているような感じなので、FlexClipの読み上げ音声はどうしても機械っぽく感じてしまいます。
ボイスピークと違って、イントネーションの調節項目もないようですしね。

あと、「描いた(かいた)」という単語を入力すると、「えがいた」となってしまって直せない所も痛い・・(^^;)
面倒ですが、「かいた」とひらがな入力して、字幕入力のときに描いたと直せば大丈夫そうですが。
※ボイスピークは、読み上げの打ち直しや単語の登録ができます

FlexClipはメインが動画編集・動画制作なので、仕方ないといえば仕方ないですが‥(^^;)

ボイスピークのレビュー記事↓

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エフェクトの重ねかけは不可

エフェクトを重ねかけしてみましたが、1つしか適応されないようです。

画面の録画機能付きだが使いにくい

筆者の場合は、画面操作を録画しながら動画を作ることが多いので画面録画機能は重要です。
一応、FlexClipにも画面録画機能が付いていますが、録画ページから移動しようとすると録画データが失われると警告が出ます。

ページから移動できると書かれていますが、ページから離れようとすると‥

FlexClipの操作を録画しながら動画を作ろうと思いましたが、これではムリでした(^^;)
※上記はFlexCilpのウィンドウのみ録画する機能です

たとえば、画面全体を録画するようにして、別ウィンドウでFlexClipを起動すれば作業の録画は可能ですが、映したくないものまで映ってしまうのでカットやモザイクを入れる手間がかかります。
PowerDirectorに付属している画面録画機能(CyberLink Screen Recorder4)は録画する範囲も指定できるので、PowerDirectorに軍配が上がります。

メリット

・色んなパソコンで動画編集できる
・読み上げと自動字幕起こしで時短になる
・音声を頻繁に使いたい場合はコスパがいいかも?

色んなパソコンで動画編集できる

FlexClipの最大のメリットだと思いますが、色んなパソコンで編集できます。

インストール型のソフトだとパソコン1台分だったり、パソコンの台数に限りがあるタイプのソフトも多いんですが、FlexClipは複数台のパソコンで編集データを共有し、ソフトを使うことができます(ただし、ネット接続環境必須)。

余談ですが、色んな端末で動画編集できるのか試してみました。
・スマホ→ログインは可ですが、編集に向かない
・iPad→不可?

スマホはこんな感じ↓になるので、ログインはできましたが動画編集はし難そうです(^^;)

iPadはログイン画面で文字入力ができない現象があって、ログインできませんでした。

調べてみると対応OSがWindows・Mac、ブラウザがChrome・Firefoxのみのようです。
※公式サイトには記載がなかったので、こちらのサイト様の記事を参考にしています

https://mobunikomiudon.com/flexclip/

読み上げと自動字幕起こしで時短になる

いい感じですね(^^)
「FlexCilp」が「Flexクリップ」になっていたり、語尾に「。」が付いているなどの弱点もありますがタイミングよく字幕が表示されています。

自分の声で解説したい人にも時短になっていいね

ちなみに自動字幕の一部を直したい場合などは、手打ちで直すこともできます↓

字幕と音声が必要な動画を作成したい場合、ソフトに「音声読み上げ」と「字幕起こし」機能が内包されているので、時短になると思います。
ただし、後述するイラストメイキング動画を作ったときに変な所で改行される現象も確認しました。

あとサブスク型のPowerDirector365と比較すると、自動字幕起こし機能に関しては時間制限/月があるので、サブスク型PowerDirector365には劣ります。

音声を頻繁に使いたい場合はコスパがいいかも?

筆者は動画編集ソフトと音声読み上げソフトを別々で購入しているので、それぞれに費用がかかりました。
PowerDirector(買い切り):13593円
ボイスピーク(買い切り):24569円
合計 38569円
※ポイント還元やクーポン割引は入れていない

買い切りではありますが、約38000円の出費は痛いという方もいるかもしれません。
FlexClipは読み上げと動画編集ソフトが一緒になっているので、短期間だけ使いたい場合などは費用を節約できると思います。
ちなみに、FlexClipの1番人気は「プラスプラン」で、費用が年額$119.88(2023年5月現在の円換算だと16000円強)
月に1、2本かんたんな音声付き解説動画を作る程度なら十分なプランだと思います。

画面の録画機能が付いている

画面録画機能はないと思っていたら付いていました(^^;)
しかし、前述している通りに使いにくさがあります。

あと、録画から吐き出された動画データが「.webm」という保存形式なのでPowerDirectorでは編集できないという‥。
※フリーソフトを使い.webmから.mp4に変換すれば、PowerDirectorでも開くことができます

AI画像生成やAI動画生成ができる

AI画像生成を軽くいじってみました↓

現在、世に出ているAI生成ソフト・アプリよりは劣りますが、なかなかのクオリティです(^^)
ただし、やはり「手」や「細かいディテール」はおかしい箇所があります。
まだβ版のようですが、これからのクオリティアップに期待です。

動画編集の機能とAI生成ソフト機能がセットで使えると考えるとお得だね

AIの動画生成機能も試してみました。

テキストから動画生成をするのは、まだ時代が追いついていない感じです。
プロントの達人なら良い動画が作れるのかな?‥という気がしています。

実際にFlexCilpを使って絵のメイキング動画を作ってみた

このくらいのイラストメイキング動画なら簡単に作成できました。

しかし、自動字幕起こしは変な所で改行されたり、漢字・ひらがな・カタカナ・英語など意図しないものになる確率が高いので手直し必須みたいですね‥(^^;)

PowerDirector365(年額制)と比較して良い所・悪い所

筆者はPowerDirector買い切り版しか使ったことはありませんが、年額制のPowerDirector365を調べて比較してみました。

◎機能や料金比較(かんたんな解説動画を作る想定での比較)

PowerDirector365FlexClip
(ビジネスプラン)
料金
(年額制の比較)
5900円(※)$239.88
(円換算31184.4円・※1)
直感的なわかりやすさ
(初心者向けか?)
ロイヤリティーフリー素材の多さ
(Getty Images iStockの素材含む)
音声読み上げ機能
(5種類)
自動字幕起こし
(制限なし・※2)

(制限あり・240分/月)
ブラウザ編集
画面録画機能
(細かく設定できる)

(細かく設定できない)
特殊効果の豊富さ
動作の重さ
(中スペックPCの場合)
重い
(エフェクトを使った場合)
重い
(エフェクトを使った場合)
色んなPCで使えるか1台まで
(※3)
再販売権利
(ライセンサーに許可必須)
※PowerDirector365は大体30%~40%割引を毎回行っているので「30%割引」を適応しています
(※1)1ドル130円で計算した場合
(※2)PowerDirectorの文字起こしは公式サイトやユーザーレビューでも「制限」が見当たらなかったので、無制限と書いています
(※3)複数のPCで使いたい場合は、別途ライセンスを購入する必要がある

総合するとPowerDirectorの方が上ですが、動画編集ソフトを比較検討している方なら「ブラウザで使える」「音声読み上げ機能」の重要度で選ぶのがいいかと思います。

ビジネスプランは おそらく企業向け?なので、個人で使うなら「プラスプラン」だと思いますが、円換算(1ドル130円)だと15000円超/年なので、やはり高く感じますね(^^;)しかも、ビジネスプランよりも機能が劣りますし。
さらに、PowerDirector365が40%OFFのときは上記よりもっと安くなるので‥。

余談ですが、買い切り版のPowerDirectorには自動字幕起こし機能はありません。
自動字幕起こし機能をPowerDirectorで使いたい場合は、サブスク版PowerDirector365を購入する必要があります。

PowerDirectorを複数のPCで使えるか?↓

https://jp.cyberlink.com/support/faq-content.do?id=23967

PowerDirector買い切り版のレビュー↓

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まとめ:本格的な動画には向かないけど、かんたんな音声付き解説動画をコスパ良く作れる

FlexCilpは‥
・PowerDirector365には機能面、料金面で劣る
・スマホやiPadでは編集できない
・しかし、パソコン同士ではブラウザ編集できる利点がある
・音声読み上げ機能が付いている
・・という感じでした。

動画編集ソフトを比較検討している方の参考になれば嬉しいです(^^)


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