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キャラクターの表情が硬くなるので、ひたすら顔だけ練習してみて気づいた事

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絵を描くときにキャラの表情が硬くなるので改善したいと思いました。
もっとキャラの表情を豊かに描きたいと思い、参考書籍を使って普段描かない表情をひたすら練習してみました。
ハイクオリティを目指すのではなく、ジェスチャードローイング風に とにかく量をこなすことに注力しています。
※この記事は筆者が色々やっている練習記録の1つです、この方法が正解かどうかは分からないのでご注意ください

参考にしたのはこの書籍↓

気づいたことや学んだことなどを紹介します(^^)

ショート動画でも簡易紹介していますので、良かったらご覧ください↓

この記事で紹介すること

・なぜ表情の練習をしようと思ったのか?
・苦手な表情を描いてみて気づいたこと、学んだこと

練習記録だけ見たい方は「苦手な表情を描いてみて気づいたこと、学んだこと」まで飛ばしてください。

目次

なぜ表情の練習をしようと思ったのか?4つ

・表情さえ上手く描けていれば、多少のデッサン狂いは許されるから
・文字を使わず、絵だけで伝わる絵を描きたいから
・ダメな手癖を直したいから
・AI対策として

主に、この4つの理由です。

表情さえ上手く描けていれば、多少のデッサン狂いは許されるから

キャラクター絵で1番見られるのは「」です。
※絵を描かない人たちに向けて描くことを想定しています、中級者以上の絵師だと顔以外の細部まで見ています

表情さえ上手く描けていれば、第一関門である閲覧者の「とりあえず見てみるか‥」を突破できるので、早急に上達したいと思いました。
※ちなみにカラーイラストだと、一瞬目を引くという意味で「色」も同じくらい重要です

SNSなどで人が絵を見る流れが‥キャラの顔(や色)を見る→良さそう(^^♪→キャラのポーズや意図などを探る→いいなと思ったらSNSなどでシェア→さらに拡散される‥というもの。

筆者がいま目指す所がデッサン狂いがないキレイな絵ではなく、伝わる絵(後述)に変わったからというのもあります。
なので、下手でも見ている人に伝わる表情を目指しています。

文字を使わず、絵だけで伝わる絵を描きたいから

プロ絵師の添削動画でも指摘されています

プロ絵師の添削動画を何度か見ていて思ったんですが、説明文がないと閲覧者に絵の意図が伝わらないとよく言われていました。
上記のさいとうなおき氏のたくさんある添削動画でも、色んな添削希望者が同じミスをしていました。

前から思っていたけど、1枚絵で すべてを伝えるには限界があるんじゃないの?

筆者も過去に同じ過ちをしていたので良くわかりますが、絵師はかっこいい・キレイ・かわいい絵を描くことに意識が行ってしまうので、「伝わる絵」というのがすっかり抜け落ちてしまうんですよね(^^;)
漫画家と絵師を兼任している人は また別でしょうが‥。

伝わるようにするためには‥
①マンガ風(ストーリー+絵+文字)にするか
②イラスト複数枚で説明するか
③伝えることをシンプル(1つ)にするか
‥という手段があります。

いずれは①を目指しますが、マンガは文字を少なく絵で説明が基本なので絵だけで伝わる絵を練習したいと思いました。
文字で説明できない縛りを入れた方が表情の上達につながるかなと思いまして‥(^^;)

ダメな手癖を直したいから

自分で色々と試しもしないで「プロがこう描いているから自分も~」とやっていることが多いなと気づきました。(後述している十字線を入れる・目から先に描くなどです)
「他人のやり方が自分に合っていないから下手なのでは?」とも思ったので、自分のダメな手癖を直したいと思い、表情について色々と研究しています。

前提として「プロのやり方=基礎」は重要です。
基礎を知った上で、自分に合ったやり方を研究するとより良くなるかもしれない‥ということ。

AI対策として

このようなポストをしました。
AI生成は(現在のところ)表情豊かなキャラを生成できないのが弱点だな‥と思ったので、人間絵師の差別化として表情が武器になるかもしれない→表情の特訓という流れです。

自分に合ったやり方は手探り状態

どうやったら表情豊かなキャラが描けるのかわからなかったので、手探り状態の練習です。
・描いてきた枚数が足りないのか?
・デッサンが狂っているのか?
・手癖だけで描いているからなのか?
・いつも同じ表情しか描かないからなのか?
・自分の見る目が慣れていないだけなのか?
・描き始めるパーツによっても違うのか?
・・このあたりのことを考えながら練習しました。X(旧Twitter)にも練習記録を書います。

主に練習している表情は‥悲しみ・怒り・泣き顔・変顔などです。
笑顔や無表情は描きなれているので、圧倒的に描く機会が少ない表情を中心に練習しています。
ほかには中年~高齢者の表情も ふだん描かないので勉強になりました。

描いてきて思うのは「自分の見る目が慣れていない」ので、正解が(その場では)わからないという点は苦労しました(^^;)
描いた当日は違和感があっても後日みると別に変じゃないという時もあるし、逆のパターンもある。

とにかく、たくさん描いて、正解パターンをたくさん見て目を慣れさせることが重要ですね

苦手な表情を描いてみて気づいたこと、学んだこと

使用お絵描きソフトはクリスタです

まずは表情について簡単に調べました。
プロ絵師いわく、の形で大体の表情が決まるそうです。
1枚絵ではあまり良くないかもしれませんが、伝わるという観点から見ればマンガ的なデフォルメ(漫符など)も有効です。
漫符とは‥汗や血管が浮き出た怒りマーク、頭から煙が出ているような記号のこと(上記画像参照)

発見・気づきなどの一覧
・セリフ+表情だと凄く伝わる
・目を細めるか否かでも印象が変わる
・フカン、アオリ構図じゃないなら十字線は書かない方がいいかも?
・口を四角、鼻をくの字で描くクセがあった
・鼻→口→目の順番が描きやすい
・変顔は資料必須
・精密描写じゃないなら、リアルタッチでも鼻はデフォルメした方がいい
・各種パーツの形の組み合わせによって表情がまったく別物になる
・表情によっては高齢者でもシワが少なくなる
・たくさん描いて、たくさん正解パターンをみて目を慣れさせることが大事

以下、青年~高齢者までの練習記録です。

青年編

文字を入れない縛りをしていましたが、やはり表情だけで伝えるのは難しいので簡単なセリフを入れてズルをしています(^^;)

漫符表現はやっぱり便利です(^^)積極的に使っていきたい。
表情は眉と口で決まりますが、目を細めるか否かでも若干印象が変わる
資料の口部分を隠し、目を見てみると目だけでも どういう表情をしているか想像できる‥という発見がありました。

筆者は開いた口を四角く、鼻を「く」の字で描くクセがありました。
・斜めから見た口→実際には「く」の字
・フカン構図の鼻→実際にはL字に近い
・・この辺りの手癖があった(^^;)

口は1mm単位のズレで意図しない表情になってしまう。繊細ですね(^^;)

①目の下のラインを入れれば黒目の位置がハッキリする→目の表情が分かりやすくなる
②リアルタッチで目と目の間を空けすぎると違和感がある→美少女系とかSD系キャラならOK

①は色を入れると、また違うかもしれない。
いつもゲームや漫画キャラばかり描いていたので、目と目の間を空けるクセがありました。
デフォルメされた絵なら違和感が少ないですが、リアルタッチで描く時は気を付けたいポイント。

十字線を入れない実験をしてみると、鼻→口→目で描く方が描きやすい
おそらく、最初に描いた目に表情が引っ張られてる感じだからかな?
とくに1枚絵だと描き始めたときに表情が決まってないことが多くて、描きながら しっくり来る口を合わせていることが多い。
最初からある程度 表情を決めていて、違和感があれば変更するという方式の方がいいのか‥。
マンガ絵だとあまり起きない現象だと思いますが‥(^^;)

あとフカン・アオリ構図だと、筆者の場合は十字線が必須でした。

中年編

変顔は基本の型に当てはまらないので資料が必須でした(^^;)
変顔を描くのが超うまい漫画家の森田先生の画力の高さを再確認。本当にすごい。

正面から見た鼻だと、表情によっては縦スジを入れた方が意図した表情になる、不思議ですね。
リアルタッチでも鼻だけはリアルに描くと(よほどの画力がないと)不細工になるので多少のデフォルメをした方が良い。

メガネが本体‥なんてネタがありますが、メガネの有無でも別人にみえる不思議。
小太りキャラもあまり描いたことがないので勉強になりました(^^)
小太りキャラは輪郭とアゴに丸みを出すと、それっぽく見える。

男性キャラの場合、ヒゲを描くと一気に年齢が上がって見える。
スキンヘッドは描いた事がないので斬新でした。

表情によっては舌にスジを入れた方がリアリティが増しますね。
特に白黒だと線だけで質感を表さないといけないので。

・口角が上がる→笑うとか、にやける表情になるはずだけど、眉毛を少しハの字+汗を追加すると苦しい表情になる
・フカンやアオリ構図になると耳の位置がズレ気味になる

パーツの組み合わせによって表情が変わるので、これはたくさん描いて暗記する必要がありそうですね。
フカン・アオリで耳の位置が変わることは理解していますが、つい通常構図と同じ位置に描くクセがあるので、これも沢山描いて覚えるしかないですね(^^;)

資料の中年者画像だと、顔にシワが多少入っていますが表情によってはシワがつかないこともあるので難しい・・(^^;)

高齢者編

・高齢者特有のシワは目と口まわりに入れる、あとは頬のあたり、顎~首にかけて
・表情によってはシワがつかない場合もある→口笛を吹くような表情だとシワが少なくなる
・逆に口をあけて笑うとシワが増える

実はリアルタッチだと若い人も口を開けて笑うと、口の横にシワが入るのですが、鼻と同じくリアルに描くと(よほどの画力がないと)年齢が一気に上がって見えてしまうので絵師たちはデフォルメしているんですね。

高齢者の中でも年齢が上がってくると(70代~80代)、これで合っているのか不安になってきますね。
しかし、描きなれていない=目が慣れていないから‥なのでそのまま描き進めましょう。

後日みたら説得力がある絵が描けていることが多い。
ただし逆パターンもあって「上手く描けてる♪」と思って後日みると全然下手ってこともあるので、絵を寝かせるのは大事。

高齢者を描いてて気づきましたが、まぶたの筋肉が落ちてくるため?目が小さくなる傾向があるんですね。

男女の表情を描いてきて思うのは女性より男性の方が描きやすいなと思ったこと。
女性を描いているのに男性に見えてくるので(目が慣れていないだけか?)

おまけ

書籍に載っていた
・帽子などをかぶっている
・キスシーン
・1部のパーツだけ
・・を描いています。

パーツをピンポイントで描く方がクオリティが高くなる謎。
口の形だけの資料があったので、口だけ描いてみたら全然上手く描ける。
各パーツのバランスを見ながら組み合わせるのが難しい・・ってことですねぇ(^^;)

まとめ:ふだん描かない表情を描くと得意な表情にも生きてくる

・とりあえず目を慣れさせるのには役立った
・たかだか本1冊くらいの練習では完全に描けるようにはならない
・もっと手癖で上手に描けるレベルで脳に覚えさせる必要がある
・いつも描く得意な表情のレベルが上がった
・手癖で描く時間と資料をしっかり見て描く時間を持つことが大事

厳しいですが、本1冊分の練習をしたからと言って完璧に描けるようになるわけではありません
もっとたくさん描いて、ダメな所を直して目と脳に覚えさせる必要があります。
苦手な表情を描きまくったためか、得意な表情がいつもよりイキイキと描けている気がしました(^^)

結論としては手癖で描く時間と、資料をしっかり見て描く時間を持つことが大事だなと思いました。
あとは苦手なものを描く時間と得意なものを描く時間の両方も必要。

今回参考にした書籍↓

上記の本(電子書籍版)の注意として、筆者のPC(Windows10+kindle)だと、なぜかDLできなかったのでブラウザーから読みました→すごく面倒くさかった‥(^^;)
スマホやタブレット+kindleだと普通に読めましたが、PC+kindleで読む方は注意してください。
あと、こちらの電子書籍はセールをやっているときがあるので、購入を検討している方は欲しいものリストに入れておき、セール時(1100円前後)に買うといいかも?

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