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初心者絵師がビビットカラーを使いこなすのは難しい?プロイラストレーターくるみつ氏の技

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プロイラストレーター「くるみつ」さんという方が書かれたデザインのノウハウ本を読みました。

表紙のキャラクター絵を見たとき、

ん?
さいとうなおき先生の絵じゃね?

・・と思ったくらい絵柄が似ています。

プロイラストレーターのさいとうなおき先生については、こちら↓

https://www.youtube.com/channel/UCxuipVSw8ajLZPgSyKmw6Ag

じつはフリマアプリで、お目当ての本を購入したときに一緒に付いてきたものなんですが、普段の私なら絶対に描かないような色使いや描き方をされていて大変勉強になりました。

書籍の中で参考になった部分のみ、復習がてら紹介します。
後の方に、描かれていたことを実践してみたイラストも載せてあります(^^)

こんな方にオススメな書籍

・くるみつ氏のファン
・ソシャゲ等のキャラクターデザイナーを目指している
・ポップな色使いの勉強がしたい
・色の勉強がしたい

この記事はネタバレを含みます。
目次

くるみつ氏とは?

・フリーランスのプロイラストレーター
・ポケモンカード公認イラストレーター
・ポップな色使いが特徴
・ソシャゲ等に使える絵(絵柄)が多いかも?
・さいとうなおき先生、いとうのいぢ先生の絵柄の影響受けてる?

私自身、この書籍を読むまで存在すら知りませんでした‥(^^;)
ポップでビビット(明るい)カラーが目を引く色使い。
作品を見てみると、どちらかというとファンタジー寄りなイラストが多いですね。

くるみつ氏の絵をみて、個人的に思ったのは‥

・さいとうなおき先生
・いとうのいぢ先生

の絵柄の影響受けてるのかな?という印象。
(特に、さいとうなおき先生の絵柄に似ているのは、ポケモンカード公認イラストレーターさんだからかもしれませんが‥)
書籍の最後に、くるみつ氏とさいとうなおき先生の対談記事があるので、面識があるみたいですね。

ちなみに、いとうのいぢ先生は「涼宮ハルヒの憂鬱」「灼眼のシャナ」のキャラクターデザインを担当されています。

いとうのいぢ先生について↓

noizi ito's works
noizi ito's works いとうのいぢの仕事情報を掲載してゆきます
イラストレーターの絵柄って、意外と分かるもんだね‥

余談:くるみつ氏のイラストを見て感じたこと

くるみつ氏のイラストを見ていると‥
・線画が太めだったり
・丸や四角の形が正確な形でない
・・場合でも上手に見える技法は、スゴいなと思いました(悪口ではない)。
色が与えるインパクトは、大きい・・ということに気づかされました
いままで物の正確な形をとらえないと、絵って上手く見えないと思っていたので‥(^^;)

デジタル上にあるイラストは「分かりやすさ」が命

美術館に置いてある絵画と違って、デジタル上にあるイラストは流し見される傾向にあります(主にスマホで)。

なので、くるみつ氏は「分かりやすさ」を大切にしていると言っています。

・ポーズ
・服装
・色

・・でキャラの性格をわかりやすく表現する。

説得力のあるポージング例

外向き:活発や余裕な雰囲気を演出
内向き:大人しさや緊張のような静かな雰囲気を演出

腕や脚などを外側に向けることで元気なキャラクターを連想させる。
逆に、腕や脚などを内側に向けることで、おとなしそうなキャラクターを連想させる。

【めっちゃ有用!】アルファベットのポーズ集

※とても参考になった部分なので、簡単に模写させてもらいました

I形 視線誘導が行いやすく、斜めに流れを入れることで「元気さ」を表現できる。アグレッシブなポーズや構図を描く時にも使える。
T形 I形からの派生シルエット、I形ではシルエットが少し寂しいなと思った時に使う。
A形 重心のバランスは取りやすく、どっしりとした印象になるシルエット。正方形のキャンバスによく合うシルエット。
O形 まとまりが良く難易度的に初心者におすすめ。こちらも正方形のキャンバスによく合うシルエット。
S形 キャラの身体のしなり・流れを見せたい時に使う。
C形 キャラの曲線が出しやすい、抜けの部分にオブジェクトを配置できる。
X形 カッコイイポーズや構造を使いたい時に使いやすい。
(巨大双剣を背負っているキャラなど)
攻撃的だったり、アグレッシブな性格表現に〇
ひし形 スカートなどで腰のあたりをふフワッと見せたい時にオススメ。メイド服などにも〇

このアルファベットから、ポーズ(シルエット)を考える‥は大変参考になりました(^^)

そんなこと考えもしなかったので‥
アルファベットなら、どの人にも覚えてもらいやすいしね(どこかで見た構図感?)

絵のアイディア出しのときにアルファベットを意識すると、

・資料探しがラクになる(自撮りで似たようなポーズを取れるため、不可能な場合もありますが‥)
・ミニキャラを描くときのポーズレパートリーが増える

・・こんな利点を思いつきました(^^)

シルエットで視線誘導

キャラを単色で塗りつぶしたときに、
・ゴチャゴチャしている部分
・スッキリとしている部分
・・のメリハリを付ける。

書籍で紹介されていた例‥脚の綺麗なラインを1番に見せたい。つまり、みる人の視線が最初に脚に行ってほしい。

上半身:小物や髪型などの要素をたし、にぎやかなシルエットにする
下半身:とくに脚のラインを強調するシンプルなシルエットにする

こういう技って、何となくやっていましたが、ちゃんと法則みたいなのがあるんですね~

シルエットでも「やわらかさ」や「とげとげしさ」を出せるとも説明されていました。

丸いシルエット:やわらかさ、ほんわか、優しさ
鋭利なシルエット:とげとげしさ、クールさ、攻撃的

迷いを減らす色を選び

くるみつ氏は色のトーン(色の組)を選び、その中から限定していく方法がオススメと言っています。
※色のトーンとは、色の明度(明るさ)や彩度(鮮やかさ)の近いものを集めてグループ化したもの

・明るい色のグループ
・暗い色のグループ
・薄い色のグループ
・濃い色のグループ

・・など様々です。

<PCCS(日本色研配色体系)が定めるトーン>

・ベール
・ライトグレイッシュ
・グレイッシュ
・ダークグレイッシュ
・ライト
・ソフト
・ダル
・ダーク
・ブライト
・ストロング
・ディープ
・ビビット

下記サイト様参照↓

Webクリエイターズマニュアル
カラーデザインの基本。トーンを理解する! 前回の[カラーデザインの基本。色の三属性とは?]に引き続き、カラーデザインの基礎を紹介したいと思います。今回は、色のトー
へぇー、これだけの色の組があるんだね

配色は「組み合わせ」で考える

メインカラー(ベースカラー) 全体で最も多くの割合を占める色
サブカラー(アソートカラー) メインカラーの次に多くの割合を占める色
アクセントカラー(補色) メインカラーの反対色、メインカラーを引き立てる
無彩色 白・黒・グレー
くるみつ氏は、この4つのカラーを上手く組み合わせているそうです
例えば、「炎」をイメージしたキャラをデザインする場合‥
①メインカラー:赤
②サブカラー:肌色、オレンジ
③アクセントカラー:緑
④無彩色:黒に近い茶色、白
「色は連鎖的に決めること」
メインカラーが赤

サブカラーは、類似色の肌色とオレンジにする

赤の反対は緑や青なので、これをアクセントカラーにする
(カラーサークルの対角線上にあるのが反対色、正確な対角線上の色じゃなくてもOK)

いったん、色を入れてみて、無彩色も効果的に入れる(後述)
ちょっとしたコツとして‥
先ほど紹介した「色のトーンを合わせる」→メインカラーのみ明度と彩度を上げると、メインカラーがより目立つようになるそうです。
あと、メインカラーはしっかり決めること
どの色がメインなのか、分かるように色の面積比率を考える。
無彩色は、画面を引き締める効果があります。
有彩色同士が隣合いすぎると、ボヤッとした画面になりがちですが、有彩色が隣合わないように黒・白・グレーを入れてやると見栄えがよくなります。
そういえば、べつの書籍にも無彩色は補色効果があると書かれていたな
書籍には、メインカラー寄りの無彩色にしてやると良いと書かれていました。
メインカラーが赤→ちょっと赤みがかった黒や白
メインカラーが青→ちょっと青みがかった黒や白
・・など。

【ミニキャライラスト有】書籍で学んだことを実践してみた

書籍で紹介されていた
・シルエットから線画を描く
・ビビット(原色系)カラーを使う
・配色のノウハウ
・・を使い実践。

頭身の高いキャラは難易度が高そうだったので、3頭身ほどのミニキャラで描いてみました。

しかし‥

1から10まで教えてくれる解説ではないので、途中どうなっているのか分からない部分がありました(^^;)
なので、分からない部分は試行錯誤したり、自分の描き方に変更して描いています。

今回のイラストは、元のデザインがある版権キャラクターをチョイス。理由は後述。
選んだのは、霧雨 魔理沙(きりさめ まりさ)というキャラクターです。
東方という同人シューティングゲームの主人公の1人。

東方で私が1番好きなキャラです!(^^)

東方Project 25年記念サイト
東方Project 25年記念サイト ZUNさんを中心としたコミュニティの熱量に支えられ、一大ジャンルとなった「東方Project」。25年を経た今、その歴史を振り返ろう。

①素体を描く

まず、素体を描きます。
せっかくなので、書籍で描かれていたアルファベットの素体を使わせてもらいました。
「C形」か「T形」で迷いましたが、ホウキを持たせたかったので「C形」に決定。

1グレー下地でポーズを描く
2ラフ線を描き込む

魔理沙の性格は、
・明るい、ひねくれてる?
・負けず嫌い
・いたずらっ子?
・・なので、ポーズや表情が性格に合うように描きます。

②素体の上に色を入れる

新しくレイヤーを作り、素体のシルエットに合わせながら色を入れていきました(カラーラフと言うそうです)。
細かい調整は必要ですが、なんとなく完成形がイメージできると思います。

③線を描く(本来はラフ→細部の描き込み)

解説ではラフから細部を描き込む流れになっていますが、レイヤーの状態がどうなっているのか分からなくて描けず‥(^^;)

ここではカラーラフを元に線画をおこしました。

④基本色・影を入れる

基本色と影を入れました。
その際、くるみつ氏に似た彩度の高い色使いにします。
(ただし、ホウキ部分を彩度の高い色にしたら、ホウキに見えなくなってしまったので、彩度を落としました)

・トーンを合わせる
・有彩色は、彩度の高い色を使う

ただし、今回は頭身の低いキャラなので、影をリアルに入れると、絵がくどくなるので「1カゲ+アニメ塗り」にしました。

ふだん、ビビットカラー(彩度の高い色)を使わない人は、違和感が強いので、思い切りが必要です‥(^^;)

魔理沙は、もともと「白黒の魔法使い」という設定なので、有彩色が少ないキャラクターです。
なので、有彩色である髪の毛やリボンが目立つようにしました。
背景は髪の毛(黄色)を引き立たせるために「紫」(紫は黄色の反対色)。
黒・白部分は、若干、黄色味のある白黒にしています。

⑤ハイライトを入れる

ハイライトも、くるみつ氏流の色を使ってみました(^^)
いつもハイライトやリムライトは、白っぽい色を入れるのですが、あえて赤や青の彩度・明度高めの色を入れてみました。
※リムライトとは、物体・人物の後ろから光を当てること。逆光効果が出せて、輪郭が強調される。

自分の絵がいつもと違う感じで、楽しい作業でした(^^)

⑥エフェクト・ぼかしを足す

背景と人物を分離させるため、キャラの後ろに白ぼかしを入れました。
エフェクトは、クリスタに入っている☆デコレーションを使用。
魔理沙といえば、星なので‥(^^)

プロだったら、もっと見栄えのするエフェクトが描ける(使える)と思いますが、私自身に背景やエフェクトに関する知識が少ないので、もっと勉強していかなければなりませんね‥(^^;)

余談:なぜ、このキャラを描いたか?

東方のキャラは、キャラクターデザインの練習に最適だからです。

pixivなどで2次創作の東方キャラを描いている方々を見ると、元のデザインを自分好みにアレンジしています。
(プロが描く2次創作は、すごい)

https://dic.pixiv.net/a/%E9%9C%A7%E9%9B%A8%E9%AD%94%E7%90%86%E6%B2%99

0からデザインするのは大変ですが、ある程度デザインが決まっているものを自分好みにアレンジするのは、そこまで難しくない。

なので、

わかな
東方キャラを描く(アレンジする)のはデザイン初心者さんの練習に良いかもしれません
ただし、東方の2次創作をする際はガイドライン必読です↓
東方Projectよもやまニュース
東方Projectの二次創作ガイドライン | 東方Projectよもやまニュース 東方Projectよもやまニュースでは、東方の公式及び公認の最新情報・関連情報をお届けします。

ちなみに、東方キャラを描いた理由として‥
むかし東方にドハマリしていたので、キャラや世界観を見慣れていた‥という理由もあります(^^;)

まとめ:普段描かないもの+分かりやすさ=デザイン眼UP!

<今回の学び>
・アルファベットのシルエットは分かりやすい(キャラの性格を表しやすい、既視感)
・補色は正反対の色じゃなくて良い
・無彩色を効果的に使う
・キャラクターが平面なら、背景やエフェクトで奥行を出す

プロ絵師の「なぜ、○○したのか?」は、とても参考になりますね

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