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【日本人は全員読むべき?】失敗に対する姿勢を内側から矯正するための書籍

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失敗は非難される

成功に必須な試行錯誤=失敗を恐れる

現状維持する

物事が上手くいかない、むしろ衰退する

成功するのは一部の天才だけと思い込む

失敗は欠かせないもの‥ということを人にも説明できるように、こんな書籍を読みました↓

いつも良い本を紹介しているブロガーさんが教えてくれた書籍で、気になっていました

この本を読んだ感想は、学生の教科書に載せるレベルで重要だと感じました。

大まかに言うと、こんな事が書いてあります↓

・失敗に対する「姿勢」が成功のカギ
・最初から期待することを止めよう
・反証意見を出してくれる人の重要さ
・ミスはデータとして保存しよう
・判断を狂わせる認知的不協和とは?
・記憶は脳で編集される=当てにならないことも多い
・脳は物ごとを単純化する傾向がある
・非難を止めれば、失敗から学ぶ体質になる?
・情報をオープンにできるのは、裁く側の人間を信頼できるかが重要
・非難を抑えるには相当な自制心が必要
・真の無知とは知識の欠如ではない「学習の拒絶」である

どれか1つでも引っかかったなら、読んで損はないと思います(^^)
この書籍を読んでみて「日本人ダメなことばかりやってるじゃん!orz‥」と思ったので、学生の教科書に載せてほしいレベルでした(^^;)

「失敗は成功の基(もと)」なんて言葉がありますが、若いころは負け惜しみにしか聞こえなかったんですよね‥(^^;)
この書籍では「失敗は成功の基」という言葉が、納得できる形で言語化されてています。

とくに参考になったエピソードのみ、復習がてら紹介します。
この記事は、書籍のネタバレがあります。

こんな方にオススメな書籍

・プライド(自尊心)が高すぎて困っている
・物事が上手くいかない‥
・現状維持しやすい
・失敗が怖くて挑戦できない
・ついカッとなって、人や物を非難してしまう
・組織や会社で上に立つ立場にある

目次

失敗には、どういう「姿勢」で挑む?

失敗=無能であることの証明、プライドが傷つくこと:
失敗=成功に欠かせないもの:

人は失敗を隠す。
隠すというよりは、見てみぬフリをする。他者や自分自身からも。

いわゆる、自分に都合のよい情報ばかりを集めてしまう「確証バイアス」のことかな?

クローズドループ:失敗や結果に関わる情報が放置されたり、曲解されたりして進歩に繋がらない現象や状態を指す
オープンループ:失敗は適切に対処され、学習の機会や進化がもたらされる

失敗の科学より

失敗はしてはいけないものではなく、成功には欠かせないもの‥という考えが、この書籍の核です。
なので、失敗前提で物事を考え、改善していきましょう!と書かれています。

商売の世界でも、顧客からのクレームはチャンスと言われていましたね。
クレームに対してキチンと対処することを証明すれば、顧客は同じメーカー(や人)から商品を買い続けてくれる。

もし、自分が顧客の立場で運悪く「不良品」をつかんでしまった時、キチンと対応してくれるメーカーや人から購入したいですよね(^^;)

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判断を狂わせる認知的不協和とは?

この書籍では「認知的不協和」の罠から抜け出そう!と言われています。

※認知的不協和(書籍内での定義)とは、自分が信じていた事と真逆のことを証明する証拠を突き付けられたときに生じる不快な感情。
たいていは、突き付けられた証拠の方を信じない、または見て見ぬフリをする。だから学べない。

例えば、あなたが
10万円の副業で稼げる高額情報商材「A」というものを買う

しかし、試しても一向に稼げない‥

高額情報商材「A」は詐欺商材だという情報が流れる

騙されたことに耐えられなくて(不快で)、信じない

同じ会社から、今度は100万円の高額情報商材「B」が発売される

自分が騙されていないことを証明するために、高額情報商材「B」を購入してしまう

以下、無限ループ

お年寄りを狙った詐欺などは、おそらく、このような仕組みが多いと思われます。
信じていたこと(や人)が、じつは間違い(裏切り)だったというのはツラいですよね(^^;)

しかし、認知的不協和を抑えて、失敗を認めないと「成長」はできない。

失敗が認められない≒口に出したことを守ろうとする人間の心理は「一貫性」と「コミットメント」という小難しい名前が付いています。

だったら、
「ヤバそうになったら方向転換するよ!」
「ヤベェと思ったら、いつでも損切りするよ!」
・・と公言しておけば、失敗を認める体質になるんじゃないか‥?と思っているんですが、どうでしょうか?(^^;)

ちなみに私は、上記のことを実践していて(Twitterのプロフにも書いてある)、頭が柔らかくなりました

真面目腐ったデータより、大げさで派手な物語の方が はるかに人を引き付ける。

失敗の科学より

「会社で無能なオレが、インフルエンサーのコンサルを受けて月100万円稼げた理由」
「地味な私がモテモテになった理由は、このサロン!」

・・みたいな怪しい広告が多いのはこういう理由ですね(^^;)
騙されないようにお気をつけを。

あと余談ですが、認知的不協和の話は「イソップ物語」の寓話が有名ですよね。
キツネは高い所にあるブドウを食べたいが、どうしても手が届かない。
しかたなく諦めるときに「あのブドウは、きっと酸っぱくてマズい」と思い込む。

https://www.weblio.jp/content/%E3%81%99%E3%81%A3%E3%81%B1%E3%81%84%E8%91%A1%E8%90%84

期待が大きな負担になる~最初から期待するのを止めよう

医療業界では、患者から医師への期待が強すぎて、それが失敗へのプレッシャーになっている。
社会的圧力、有無を言わせぬ上下関係がチームワークを崩壊させた‥と書かれていました。

失敗は、誰かを非難するきっかけにはならない。

医療業界には、言い逃れの文化が根付いている。
ミスは偶発的な不慮の事故と捉えられ、医師は最善を尽くしましたと一言いっておしまいだ。
しかし、航空業界の対応は劇的に異なる。
失敗と誠実に向き合い、そこから学ぶことこそが業界の文化なのだ。
彼らは失敗をデータの山と捉える。

失敗の科学より

序章では、パイロットの男性が医療事故で奥さんを亡くしたエピソードが語られています。
しかも、防げた事故で。

<医療ミスの内容>

・手術開始時に患者の呼吸確保ができないトラブルが発生
・医師は患者の口から呼吸を確保する管を入れるのに必死
・しかし、何度やっても入らない
・最終手段は「気管切開」という状況
・ベテラン看護師は気管切開の準備完了を医師に告げ、医師の指示を待つ
・デットライン(人間が生きられる限界時間)を超えても医師は管を入れる作業に必死

結果、患者は脳に壊滅的なダメージを受けて、数日後に亡くなる
「医師は最善を尽くしました‥」と、患者の旦那さんに言って終わり‥という内容でした。

看護師(部下)のいうことに耳を傾け、気管切開してたら助かったかもしれないよね‥

前に読んだシングルタスクの書籍でも、人間の脳は1つの事しかできない(考えられない)ようになっていると書かれていました。

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おそらく、医師になれるような優秀な人ほど、1つのことに対する集中力が高いため、他のことが目・耳に入らなくなるんでしょうね

次に同じことが起きないように学ぶべき事

・優秀なひとほど、1つのことへの集中力が高い=時間の感覚がなくなる
・上司は、部下の意見に耳を傾ける(受け入れる)練習をする
・部下は、上司に意見を言う(主張する)練習をする
・意見を言った部下に、不当な対応をすることを禁止
・ミスや失敗に対する非難の禁止(隠ぺい防止のため)
・失敗の調査は独立した機関が行う

本来なら、これらが学べると思いますが「最善を尽くした=失敗と認識していない」のであれば、またミスは繰り返されます。

これじゃあ、失敗から学ぶことが当たり前の航空関係者の旦那さんは、納得できませんよね。
奥さんは、ムダ死にしたようなものだから。

1人でも多くの患者さんを助けたければ、起きた失敗・ミスは、業界全体で共有する必要があります(もちろん匿名で)。

のちに、この旦那さんは起きた医療ミスは、貴重なデータとして他の医療関係者と共有するボランティア活動をしていきます。

反証意見を出してくれる人の重要さ

前述した詐欺・医療業界の話でもわかるように、自分が思っている事と反対の意見を出してくれる人は重要です。

書籍内では、勇気ある若き麻酔科医が紹介されていました。

・ある患者のヘルニア手術が行われる
・手術中、患者の呼吸が苦しそうになる(顔の赤らみ、血圧低下)
・麻酔科医は、執刀医(責任者・権威者)が付けている手術用手袋(天然ゴムの成分)からラテックスアレルギー反応が出ているのではないか?と疑う
・麻酔科医は、執刀医に手袋を取り換えた方がいいのではないか?と助言する
・しかし、執刀医は拒否(認知的不協和におちいっている状態)
・再度、患者の症状がぶり返す
・麻酔科医は、再度、執刀医に手袋を変えることを提案
・執刀医は拒否する
・つぎにアレルギー反応を起こせば、患者は命を落とすかもしれない状況
・そう思った麻酔科医は執刀医に手袋を取り換えさせるため、病院の責任者(院長・理事長)に連絡するように看護師に指示する
・けっきょく、執刀医は悪態をつきながら手袋を取り換える

のちの検査で、患者は麻酔科医が疑ったようにラテックスアレルギーだったそうです。
つまり、執刀医が手袋を変えずに手術を続けていれば、患者は命を落としていたかもしれない‥ということ。

おお、若いのに上司(権威者)に意見できる勇気のある人ですよね

もし、患者がラテックスアレルギーではなかったら、上司との関係が悪くなるという不利益だけですし。

たぶん、私ならここまでできない‥(^^;)
・・というのも、この若い麻酔科医は自分の父親を医療過誤で亡くし、人生を患者の安全のためにささげると誓って医療業界に入ったそうです。

この麻酔科医は、こう言っています。
もし患者がなくなっていれば、執刀医の責任ではなく、アレルギーのせいになっていた。なにも学べないまま。

なので、上述したような失敗から学ぶシステム作りや、反証意見を出してくれる人に耳を傾けましょう‥言われています。

今まで読んだ書籍にも、反証意見の重要さが多数語られていました↓

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執刀医と麻酔科医の対立にもあるように、自身の認知的不協和から反証意見を出してくれるひとを逆に攻撃する方も見かけます。(じつは、私も上記の本を読むまでは、心の中で攻撃する傾向がありました)
そして、反証意見を言ってくれるひとがいなくなるという負のループ‥(^^;)

この「認知的不協和を自制することができるか?」が、カギですね。

ただし、悪意を持った反証意見を出してくる人もいるのも事実です。
見分け方の1つは、人格否定が含まれているかどうか?
人格否定が含まれている→聞く必要はない
人格否定が含まれておらず、データや証拠を伴った事実のみを言っている→耳を傾けるべき
※人格否定ありの反証とは、「こんな意見を出してくるのは、お前の頭がおかしいから」みたいな人そのものを攻撃するような言動
人格否定なしの反証は、あなたの意見は○○だけど、こっちの△△の要素も上手く取り入れられないかな?‥みたいな反証意見。

反証意見をだされると「うっ‥」となることもありますが、頑張って制御していきましょう、お互いに‥

余談:事故は失敗ではなく「血の代償」

ユナイテッド航空173便の事故が、書籍で紹介されていました。

・着陸前に車輪トラブル(の疑い)が発生
・車輪のトラブルが解決されるまで飛行時間を延長
・車輪トラブルが解決されないまま時間が過ぎていく
・機体に積んである燃料が残り少ない
・航空機関士は、機長に燃料が切れそうだと報告(車輪なしでも着陸しないと墜落するという意味)
・しかし、機長は車輪トラブル解決に必死
・その後、燃料切れを起こし墜落
・この事故では、最終的に10人の人間が亡くなった

航空業界は第3機関が事故内容を調査し、「原因・結果・対策」が全航空業界で共有される。
事故で亡くなった10名の方々の代わりに、未来の多くの人々の命が救われることになる。

失敗を認めて「原因・結果・対策」を立てて、それを業界内で共有し、次世代に伝えているから生き延びている人がいる。
医療業界も同じことができれば、未来の多くの人の命が救われるのではないか?‥と書かれていました。

この考えは、私たちの生活にも生かせそうですよね

見えないデータ~失敗から学ぶのは、簡単ではない場合がある?

書籍では、爆撃機と天才数学者の話が紹介されていました。

・頑丈な爆撃機を作り、パイロットの死亡率を減らしたい
・しかし、機体全体を強化すると、重くなり操縦が困難になる
・どこを優先的に強化すればよいか?

・運よく帰還できた爆撃機の損傷具合をいくらか調べる
・翼と胴体だけ蜂の巣のような銃撃を受けていた
・コックピットや尾翼(びよく)には、砲撃を受けた形跡はない

たいていの人は「翼と胴体を強化すればよい」・・と思いますが、天才数学者は反対します。大事なデータを考慮し忘れていると。
「帰還しなかった(撃ち落された)爆撃機のデータを集め忘れている」
帰還した爆撃機のコックピットと尾翼に損傷がなかったのは、そこを撃たれたら帰還できないから。
言い換えれば、翼と胴体なら撃たれても耐えられる場所。

見えないデータも全て考慮に入れないと、検討違いの対策をしてしまうという事か‥

記憶は脳で編集される?

記憶は我々が思ってるほど信頼できるものではない‥と書籍で言われています。

全く別々の経験の1部を集めて1つの出来事に繋げてしまうことすらある。
いわば、記憶の編集をしているのだ。
自分が実際に見たことより、知っていることに記憶を一致させる傾向がある。
後から出た情報と、実際の経験等をつなぎ合わせて新たな記憶を作り出す。

失敗の科学より

もう聞き飽きたかもしれませんが、経済予想を行う専門家のエピソードが紹介されていました。
※インフレとデフレを簡単に説明すると、お金の価値の増減により、
インフレ→商品の値段が上がる状態
デフレ→商品の値段が下がる状態

・アメリカで金融緩和政策を行う
・専門家たちは、この金融緩和政策が大惨事になると予想(急激なインフレ、通貨の下落など)
・しかし専門家たちの予想に反して、デフレ状態(-0.1%)になり、景気は好調で、債務は大きく解消し、雇用率も増えた
・予想を外した専門家たちは、自分の予想は「大当たりした」と思っていた
・または、いずれ2%を超えるインフレになると予想(いつかは分からないが‥)

彼らは予測が明らかに外れても、自分たちは正しかったと信じた。

失敗の科学より

「はぁ?」と思いますよね‥(^^;)
とくに1番最後の項目は ある意味正しい。経済は成長しているのだから、いつかはインフレになるのは当たり前。
予想が外れても当たり、当たっても当たり→失敗しない=学べない悪手と書籍で紹介されていた例です。
これが認知的不協和→自己正当化‥の怖いところ。

個人でできるのは、人間には自己正当化の罠があるから自分も気を付けよう!と思うことですね

余談:自己正当化でなくても記憶のすり替えが起こる

自己正当化とは違いますが、ほかにも記憶が編集されるエピソードが紹介されていました。

・被験者が車の事故映像をみせられる実験
・事故の際、車の窓ガラスやヘッドライトは一切割れていない
・その後、研究者が被験者に「車はどのくらいのスピードでガシャン!とぶつかりましたか?」と質問する
・被験者は「ガラスが割れたことを覚えている」と言い始めた
・実際には割れていない
・ガシャン!という新たな情報で、記憶がすり替えられた

前述した自分が実際に見たことより、知っていることに記憶を一致させる傾向がある‥ということですね。

ほかには、警察が犯人の背格好を目撃者から聞き取る話も紹介されていましたが、人間の脳に記憶のすり替えが起こるなら、人からの情報って当てにならないじゃん‥(^^;)と思いました。

確実な情報がほしければ、映像データみたいな揺るぎない証拠しかないよなぁ‥

個人的に面白かった「生物の進化」と「失敗からの進化」の関係

生物の進化の過程は、まわりの世界に適応しながら世代を重ねて変異してく。
失敗から学べて、強く(上手く)なっていく人も同じだよね?‥というのが著者の言いたいこと。

個人的に、すごく納得したエピソードでした(^^)あと、企業の存続や倒産の話など。

自由市場で企業が倒産するのは、システムの欠陥でも不運な事故でもない、むしろ進化のプロセスに不可欠な結果といえる。
弱い個体は死滅し、より強い個体だけが生き残り続けていく。

失敗の科学より

だから、致命傷を負わないために、挑戦(適切なリスク)と撤退ライン(損切り)が大事なんだね

答えはもう分かっているんだから、わざわざ試す必要もない‥の罠

じつは、我々は知らないうちに世の中を過度に「単純化」していることが多い。
どうせ答えは もう分かっているんだから、わざわざ試す必要もないだろうと考えてしまう。
物事が起こってから後付けで、因果関係やストーリーを組み立てることを指す。

失敗の科学より

①トップダウン式:答えが分かっているから、上からザっと眺めて判断(先人の知恵・今までの経験など)
②ボトムアップ式:答えが分からないから、下から1つずつ試して判断していく(試行錯誤)

・・と書籍で言われていました。

もし我々が勝手な理屈で世の中は単純だと思い込んでいれば、試行錯誤の必要は感じない。
その結果、ボトムアップ式を怠り、トップダウン式で物事を判断してしまう。
自分の直感や既に持っている知識だけを信じ、問題を直視せず、都合のいい解釈で自己満足に陥り、その事実に気付かない。
本当なら自分のアイデアや仮説をテストし、欠点を見つめ、学んでいかなければならないのに、その機会を失ってしまう。

失敗の科学より

たしかに、失敗から学ぶ成功者になるには、試行錯誤であるボトムアップ式をやるのが正しい。

しかし、自分ですべてのことを試行錯誤していては時間がいくらあっても足りない‥というのが私の考えです。

例えば、対照群の設定。
過去の経験から、部下は叱責するほどやる気を出して、有能になる!‥と信じている上司がいるとする。
・結果、10人の部下を一切ほめずに叱りつづけて育てた
・その内、5人が有能な部下へと成長
・しかし、もし逆に、ほめ続けて育てた場合、7人が有能な部下へと成長したかもしれない(対照群)
・対照群を検証しないと、どちらがより正しいデータなのか分からない

自身で両パターンのデータ検証には、時間も労力も(場合によっては人の犠牲も)かかりますよね‥(^^;)

なので個人的にオススメな対策は‥
・物事は「単純」ではないという意識を持つ
・自分が本当に情熱をかけれること+それに関連のあることのみ試行錯誤を繰り返す
・先人の知恵を使う場合は、反証意見にも目を通す(同じテーマを扱った複数の書籍を読むなど)
‥がいいと思います(^^)

「試行錯誤」と「先人の知恵+反証」、この2つを上手く組み合わせて使っていきましょう

完璧主義の思考を破壊するには、「質」より「量」をこなすこと

完璧主義は、自分の仮説を実社会でテストしようとしない
失敗をなくそうと、頭の中で考え続け、気づけば、いま結果を見つけても、もう手遅れという状態になっている。

失敗の科学より

もしライバルが新たな機能を1つ提供する間に、自分たちが80個の試作を提供できれば、何がユーザーに受け入れられ、何が受け入れられないか?を検証する10倍のチャンスが得られます‥と言われていました。

判断力と創造力を総動員して、最高の解決策を探っていく。
成功は想像と検証の複雑な相互作用によってもたらされる。
フィードバックがなければ、創造力はただの雑音でしかない。

失敗の科学より

お耳が痛い話です‥(^^;)
私が描くイラストの場合、自分が納得いくまで試行錯誤をくり返す→人に見てもらうので、提供するのに どうしても時間がかかってしまう。

個人的に、絵は何回も見るものでもないし、試作を出すものでもない気がするんだけど、どうなんだろうね?

絵はマンガのように視聴者にネタバレしたくない気持ちがあるから難しいですよね

ちなみにpixivで「落書き」と「清書」イラストの両方を投稿したことがありますが、反応はイマイチでした(^^;)

個人的には、「趣味」と「仕事」で分けて考える必要があるのかな?‥と思います。

趣味の場合仕事の場合
流行りなど事前調査はしつつ(ネタバレなし)全力で描いたイラストを提供ラフ(テスト)を提供
SNSなどで他人の反応を見る顧客・世の中の反応を見る
改善修正&改善
結果:画力アップ+他人の喜ぶ作品結果:顧客・世の中に行け入れられる作品作りの練習

または、イラストの師匠みたいな人がいる場合は、添削をお願いすると最速で成長できる可能性が高いですね(^^)

最初は、クソダサいことから始めてみよう法則

心理学者は「完璧主義の罠」に陥りやすい人に、下記のようなポリシーを持つことオススメしている。

・素晴らしいミュージシャンになるために、まずひどい曲をたくさん演奏しよう!
・強いテニスプレイヤーになるために、まずはたくさん試合に負けよう!
・エネルギー効率の良い設計やミニマリズム建築(極限的にシンプルな美を追求した建築)で第1人者と言われる建築家になるために、まず非効率で野暮ったい建物をデザインしよう!

失敗の科学より

前にこちらの記事でも書いた「修正前提でイラストを描く意識を持とう」の考えと同じですね(^^;)

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絵は試行錯誤しないと上手くならないので、修正前提で考えないと、面倒くせー‥(-_-;)が抜けない=下手っぴなまま

非難を止めれば、失敗から学ぶ体質になる?

注意を怠ったために起きたミスなら、罰則を強化すればミスを減らすこともできる。
しかし、ビジネス・政治・航空・医療分野のミスは、単に注意を怠ったせいではなく、複雑な要因で生まれることが多い。

その場合、罰則を強化したところでミスそのものは減らない
ミスの報告を減らしてしまうだけ。

失敗の科学より

不当に非難すればするほど、あるいは重い罰則を科せば科すほど、ミスは深く埋もれていく。
すると、失敗から学ぶ機会が無くなって、同じミスが繰り返される。
その結果、さらに非難が強まり、隠ぺい体質は強化される‥と書籍に書かれています。

正直、ここ 1番日本人に読んでほしい部分です

学校でのいじめ・政治経済に関するYahooニュース・はてなブックマーク・Twitterコメントでの非難の嵐をみるとね‥

問うべき質問は、処遇を判断する立場の人間をスタッフは信頼しているか?
裁く側の人間を信頼することができて、初めて人はオープンになり、その結果、勤勉にもなる。

失敗の科学より

ある大手投資銀行のエピソードが紹介されていました。
ある大手投資銀行(法的な理由により名前を出すことはできない)は、自動取引ITシステムのトラブルで多額の損失を出した。
結果、この銀行のITエンジニアたちは解雇され、その後も十数回に及ぶ大規模なシステムトラブルに見舞われることになった。

〇ずほ銀行のことかと思いました

非難される→ミスを隠す(失敗と向き合わない)から、改善が進まないわけね

非難するリーダーは、職務怠慢か?

自分が管理するシステムの複雑さに正面から取り組まず、非難することにただ躍起になっていた。
失敗をオープンに報告できる環境作りをせず、スタッフがその失敗から学ぶことを妨げていた。
本来、不当な非難をせずにミスの報告を促す組織文化と、スタッフに高いパフォーマンスを求める組織文化は共存が可能。

失敗の科学より

私の場合、幸いなことに いま働いている会社はミスを責める人はいないので、とても働きやすいです(^^)
中小企業なので、ミスに対する改善も早い(おそらく有能な課長のおかげ)。

非難とは ちょっと違いますが‥
まえに働いていた大企業は、いくらミスの原因と改善策を報告しても取り組むのに時間がかかったり、上に報告してもやっぱりダメでしたと‥(^^;)
根っこの部分が改善されないので、ミスが繰り返される→上層部「なぜだ?」の連続でした。
上司たちは浅い(簡単な)部分だけを改善して、やりました感を出したり、結果、意味不明なルールが膨大になったりしてましたね。
そのうち、下っ端は「ミスは仕方ないよね」と、あきらめ状態。

大企業病の特徴まんまですね‥(^^;)

物事を単純化する罠から抜けよう

人の行動の原因を、性格的な要因に求め、状況的な要因を軽視する傾向。

失敗の科学より

例えば、車や自転車を運転しているときに、横から車が飛び出してきて悪態をついたことはありませんか?
「あぶねーな!運転手は何考えてるんだ!(。-`ω-)」

もしかすると、動物が車道に飛び出してきたのかもしれないし、他の車を避けようとしたのかもしれない。
情状を酌量する要因はいくつもあるが、大半の人はそこまで考えが及ばない。

しかし、この傾向は自分のミスになると出てこないらしい。
あなたは車線からはみ出したことはありませんか?と聞かれれば、我々は急に状況を考慮しだす。
「あります、でも、あの時は脇から子供が飛び出してきたように見えたんです」

車など乗り物に乗ると、性格が変わる人と関係があるのかな?

ミスにオープンな航空業界でも、非難を抑制するのは相当の自制心が必要らしいです。

ある航空会社の調査官は、事故を見ると反射的に頭の中で「パイロットは一体何を考えていたんだ!」という声が響きます
一切の偏見を持たずにデータを精査するには、相当な自制心が必要です。

失敗の科学より

私もこの書籍を読んでいて反射的に「はぁ?」と、一瞬思ったエピソードがありました。反射的な非難はダメなのに‥(^^;)
ある生物学者と共産主義政権(国家)の話です。

・ある生物学者の農法(いっさい検証されていない)が共産主義国で採用される
・作物の生産量を増やす策として、極端な密植(高密度の田植え)を推奨
・「同種の植物は互いの成長を阻害しない」という内容
・同じ階級の労働者同士が団結することによって、共産主義社会を実現する‥という哲学にピッタリだという理由から共産主義国で採用
・政治的な思惑によって、各地で密植農法は行われた
・結果、一緒に植えられた植物は肥料や土の栄養を奪い合う‥という事実が発覚した時には手遅れ
・苗は枯れ、土地は痩せ、人類史上最悪の飢饉へと発展
・この飢饉によって、推定2000万~4300万人が死亡したと言われている

反射的に「この生物学者も農法を採用した国も頭お〇しい!」‥と思ってしまいました(^^;)

こういう感情をいったん、グッと堪える必要があるんすよね‥

SNS等で誹謗中傷している方々もだよね

真の無知とは知識の欠如ではない、学習の拒絶

哲学者カール・ポパーの言葉です。
マジで同意しなかない(^^;)

これ、前に似た内容を親しい人に言ったことあります(^^;)
・歳だからできない‥
・自分は頭が悪いから‥
など とにかく、やらない言い訳を連発するので、
・別に知識がないことは悪いことではない
知識がないことも分かっていて
やる方法も知っていて
やることもできるのに
やらないのが1番愚かだ
・・みたいなこと。
前に読んだラノベに似たセリフがあって、とっさに出てきてしまいました(^^;)

口に出した以上、私も気を付けます。
歳をとっても絶対に学ぶことを止めないようにするぞ!(`・ω・´)

まとめ:日本人全員に読んでほしい

・成功には「失敗」が欠かせない
・反証意見を出してくれる人を大事にしよう(ただし、悪意のある反証には注意)
・「仮説+検証」と「先人の知恵+反証」を上手く組み合わせて使おう
・見えないデータにも注意を払おう
・初心者のうちは、質より量をこなそう
・脳は単純化する傾向があるので、反射的な非難を止めよう
・学ぶことを止めない

書籍に関して1つ不満がありました。
途中途中で問題だけ丸投げされて、解決策が知りたいタイミングで、答えが書かれていない部分があること。

良かった点は、例題が所々でストーリー仕立てになっていて、読書初心者さんにも読みやすい点。
とくに日本人全員に読んでほしい書籍です(^^)

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