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【絵師は必読?】色彩の事典があると、めっちゃ便利!

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いままで数々の配色に関する書籍を読んできましたが「人間キャラ」専門の配色本は読んだことがありませんでした。
(私が読んだことがあるのはモンスターだったり、形や構図の映像作りの付属として色の解説がある書籍だった)

なので、このような書籍を読みました↓

この書籍は、
・色彩(検定)の知識をマンガ、アニメキャラに応用する
・色彩に関する かんたんな専門用語の解説
・色による不思議な効果
・色の心理的効果
・説得力のある配色の仕方(喜怒哀楽・季節・時間・イメージなど)
・・などが解説されています。

著者は桜井輝子さんといって、数々の色彩本を執筆されている色彩学のプロです。
「配色アイディア手帖 めくって見つける新しいデザイン本」が有名。
さらに桜井さんは、企業・大学・専門学校で色彩学の講師もされているそうです。

以前、カラーマスター・ベーシックという書籍(色彩検定3級レベル)を読んだことがありますが、あちらはちょっと内容が難しい感じでした(^^;)
色彩に興味がないと、眠くなるレベル‥。

しかし、今回読んだ「マンガキャラ配色の教科書」は色彩のプロ監修のもと、イラストレーター・漫画家さんが実際に描いたキャラ+色の事例付きで解説されていて、非常に分かりやすく、楽しく読めました(^^)

カラーマスターではイマイチ分からなかったことも理解できるようになりました♪

さらに、書籍中のキャラクター例は、色データCMYK・RGB・Webセーフカラーも一緒に掲載されているので、色の事典的な使い方も可能です。

・ブルー+低彩度なブルーを組み合わせる→正義感が強いキャラのイメージ
・髪の毛がオレンジ+瞳がブルー→強気で繊細キャラのイメージ
・・など。

書籍の内容で、参考になった部分のみ紹介します。
なお、この記事は書籍のネタバレを含みます。

こんな方にオススメな書籍!

・デザイン時に、色の見本(イメージ)が手元にあるといいな‥
・マンガやアニメのキャラを描いているが、配色が苦手‥
・分かりやすく色彩を学びたい(主に人間キャラクター中心)
・ほかの色彩本が難しくて理解できなかった‥

目次

基礎となる色の知識:色相・彩度・明度・トーン

<イメージ>

v:鮮やかな・派手な・いきいきとした・目立つ
d:健康的な・陽気な・華やかな
s:動的な・情熱的な・くどい
dp:深い・充実した・伝統的な・和風の
lt⁺:澄んだ・さわやかな・子どもっぽい・楽しい
sf:穏やかな・ぼんやりした
d:くすんだ
dk:大人っぽい・丈夫な・円熟した
p⁺:軽い・あっさりした・弱い・優しい・淡い・かわいい
ltg:落ち着いた・渋い・おとなしい
g:濁った・地味な
dkg:重い・固い・陰気な

マンガ配色の教科書より

<有彩色・無彩色>

有彩色:ちょっとでも色味があると、こちらに分類される
無彩色:色味がない

<色相>

有彩色をグループ分けしたもの
・赤のグループ
・黄のグループ
・緑のグループ
・青のグループ
‥など。

<明度・彩度>

明度:色の明るさ
彩度:色の鮮やかさ
この2つを組み合わせて「トーン」と呼ぶ

明清色(めいせいしょく):もとの色に白を加えると できる色
暗清色(あんせいしょく):もとの色に黒を加えると できる色
中間色(ちゅうかんしょく):もとの色にグレイを加えると できる色
純色(じゅんしょく):もとの色

<イメージの例>

・高彩度トーン~純色に ちょっとだけ白・黒・グレイを混ぜる

・低彩度トーン~純色に たくさんの黒・白・グレイを混ぜる

トーンや色の組み合わせによる効果とは?

キャラの雰囲気や個性を決める時はトーンのイメージ一覧を参考にしながら、
・まとまり感を重視
・メリハリ感を重視

・・を決めると良いとされています。

トーンの違いによる効果

・同一トーン配色
・類似トーン配色
・対照トーン配色(明度対照)
・対照トーン配色(彩度対照)
・対照トーン配色(明度・彩度対照)

色相の違いによる効果

※手作り画像です

※赤の矢印(黄色)を基準としています
・同一色相:赤の矢印
・隣接色相:①
・類似色相:②
・中差色相:③
・対照色相:④
・補色色相:⑤

‥などが紹介されています。

<同一色相>

同じ色相同士の組み合わせなので、トーンを変えるのがコツ。
選んだ色相イメージが強く出る。

<隣接色相>

隣り合う色相の組み合わせ、まとまり感が出る。

<類似色相>

基準となる色相に、2~3つ離れた色相の色を組み合わせる。
まとまり感+ほどよい変化。

<中差色相>

基準となる色相から6つ離れた色相。民族衣装などに使われている色使い。

<対照色相>

基準となる色相に対して、色相の差が8・9・10離れた色相の組み合わせ。
メリハリ感が出る。彩度の高い色同士だと、目がチカチカするので注意。

<補色色相>

色相サークルで向かい合う位置同士にある色の組み合わせ。
彩度の高い色同士だと強烈なインパクトになる。

色彩について少しずつ勉強していましたが、さらに知識の幅が広がりました!

余談:色は図形で決める方法がある?

・ダイアード(補色色相配色)
・トライアド(3色配色)
・スプリットコンプリメンタリー(分裂補色配色)
・テトラード(4色配色)
・ペンタード(5色配色)
・ヘクサード(6色配色)

dpでまとめたペンタードの例

<ダイアード(補色色相配色)>

色相環の対角線上同士の組み合わせ

<トライアド(3色配色)>

色相サークルを3分割した配色。正三角形の頂点にくる色相の組み合わせ。

<スプリットコンプリメンタリー(分裂補色配色)>

色相サークル上の補色関係にある一方の両隣の色を組み合わせる。

<テトラード(4色配色)>

色相サークルを正方形に4分割したときの頂点にくる色の組み合わせ。

<ペンタード(5色配色)>

色相サークルを5分割したときの配色。PCCSでは3色+ホワイトとブラック。

<ヘクサード(6色配色)>

色相サークルを6分割した配色。正六角形の頂点にくる色相の組み合わせ。

キャラの髪・瞳の色から、どんな性格がイメージできるか?

キャラの性格とイメージは、の色が重要。
服装は時と場合によって変わるかもしれませんが、髪と瞳は基本的には常に変わらない そのキャラ独自のもの。
目から入ってくる情報は五感全体の約8割とされている。
色から受け取る情報は、その約8割、つまり五感全体の約64%が色からの情報になる。

マンガキャラ配色の教科書より

そういえば昔、あるゲームで嗅覚や聴覚より、視覚から入ってくる情報が優先される‥と言われていました。
ちょっとグロテスクなクリーチャー(生物)が出てくるゲームで、見た目がグロかったら「匂い」や「声」まで見た目のイメージになるんだとか。

お腹減っているときに食べ物の画像をみると、匂いや味まで想像できて、ヨダレが垂れてくるのと似ているのかも?

色イメージの方向性一覧

レッド:情熱
オレンジ:元気
イエロー:陽気
グリーン:温和
ブルーグリーン:知性
ブルー:正義
バイオレットパープル:感性
ピンク:可憐
ブラウン:安定
ホワイト:純粋
グレイ:中立
ブラック:意志

ほとんどの人が感じるイメージ=共通認識ということですね

こちらの書籍でも似たようなことが書いてありました↓

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「髪の毛」と「瞳」の色の組み合わせの一例を紹介

書籍に載っているものすべては紹介できないので(長すぎる&著作権的な問題)、レッドからブラックまで、個人的に気に入ったものを各1つずつ紹介します(^^)
・この色の組み合わせはツンデレキャラに使える!
・これはお姉さんキャラだ
・こっちは天然キャラだな
‥など書籍ではイラスト付きなので、イメージがしやすいです(^^)

レッド系のキーワード:情熱

・元気
・気が強い
・行動力がある(アクティブ)

厳しい監査員

高彩度と低彩度の組み合わせは、二面性を表現できる。
頼もしく、強い意志と責任感を持つキャラ、冷静で非情な面も持ち合わせるキャラにも。

赤は目立つ色なので、道路の標識などにも頻繁に使われていますね

オレンジ系のキーワード:元気

・面倒見がよい
・包容力がある
・元気ハツラツ

健康で元気な女子

ビビットなオレンジの髪に同系色の瞳は、心身ともに健康でパワフルなイメージ。
好き嫌いなく、何でもよく食べ、声が大きく、人懐っこい健全キャラに。

オレンジは私が頻繁に使う色なんですが、ポジティブな感じがいいですよね~

イエロー系(ゴールド含む)のキーワード:陽気

・明るく、前向き
・お茶目
・好奇心旺盛

笑顔の裏に悲しい過去がある女性

明るい黄色の髪(陽気)+グレイッシュなブルー(暗い・内向的)の瞳の組み合わせは、薄幸なキャラを作ることができる。
人当たりのよい笑顔の裏に、つらい過去が隠れている設定にも〇

ほかの書籍では、黄色はユーモアがあふれると書かれていました。

黄色も目立つ色なので、道路の標識やキケンを示す看板にも多用されていますね

グリーン系(きみどり色を含む)のキーワード:温和

・空気が読める
・チームのまとめ役

慎重な参謀

深く暗いグリーンの組み合わせで、ガマン強く謙虚、行儀よいキャラを表現。
物事を深く考え慎重に発言する参謀のようなキャラ、ひとり物思いにふけるようなキャラにも〇

赤は血液をイメージさせる=活動のシンボル、緑は植物をイメージさせる=休憩のシンボルと書かれていました。

癒し系のキャラなんかにも向いている感じかな?

ブルーグリーン系のキーワード:知性

・緑みが強い→人工的、近未来的なイメージ
・青みが強い→南国の海のように開放的で自由なイメージ
・唯一無二の存在感を持つキャラ

孤高な少女

繊細な髪の色+ビビットな瞳は、プライドが高く、自分の理想に向かって努力を惜しまないタイプのキャラに向いている。
ほか、人を寄せ付けない雰囲気で単独行動する孤高のキャラにも使える。

同一色相で、瞳にダークトーンのブルーグリーン色を使うと、感情を表に出さないキャラになるそうです

ブルー系のキーワード:正義

・男子→正義感が強く、信念を曲げないキャラ
・女子→芯が強く、好きなことを探求するキャラ
・ただし、孤独、憂鬱、挫折などネガティブなイメージもある

真面目ではめを外さない

髪の毛は低彩度、瞳は深い青で、まじめで規律正しいキャラを表現。
羽目をはずしてはしゃぐ事は苦手だが、しっかり者といったイメージを表現。

赤と青って、ほぼ反対色なのに同じ「正義感」を表現できるって、不思議ですね

バイオレット・パープル系のキーワード:感性

・優雅で上品、または派手で下品なキャラ
・美学やこだわりが強い(ナルシスト?)キャラ

ナルシスト

濃いバイオレットの髪にパープル系の瞳は、周囲の意見に耳を貸さず、孤高の精神を持つようなキャラに向いている。
直感的で美意識が高く、ナルシストな一面も。

紫=ナルシストなイメージ‥何となくわかるかも?

ピンク系のキーワード:可憐

・紫みのローズ系ピンク→異性の魅力、恋愛
・黄みのコーラル系ピンク→母性、人間愛
・可愛らしく、愛があふれるキャラ

セクシーなお姉さん

桜色×躑躅色(つつじいろ)の組み合わせ。
彩度に大きなコントラストをつけたピンク同士の配色。
ソフトに見えて芯が強いキャラ表現に向いている。解放的なエロスが魅力なキャラにも〇

ピンクって昔から、母・恋愛・エロス的なイメージありますよね~

ブラウン系のキーワード:安定

・大地、食物の色など生きていくための土台の色
・使いやすい色
・自分らしさ、自分軸を持っているキャラ

執事

セピア×ローアンバーの組み合わせ。
物事をコツコツこなし、決して手を抜かない気質のキャラにオススメ。
瞳の色を明るい黄みのブラウンにすることで、ポジティブで前向きな印象になる。

茶色って、ホントに万能ですよね(^^)

落ち着いたトーンでまとめたいときや、高彩度との組み合わせで、私も多用しています

ホワイト系のキーワード:純粋

・何色にも染まっていないキャラ
・神様の使いなど、この世のものではないキャラ

世間知らずな少女

一斤染(いっこんぞめ)×生成り色(きなりいろ)の組み合わせ。
周囲の人々から守られている愛されキャラ、穢(けが)れのない世間知らずで浮世離れしている天然キャラにも。

カラフルなキャラと組み合わせると、白系キャラが目立ちますよね

グレイ系のキーワード:中立

・表現次第ではカッコよくなったり、野暮ったくなる
・ほかの色と組み合わせて効果を発揮
・冷静で公平なキャラにオススメ
・自立したキャラにも

スパイ女性

ローズグレイ×スチールグレイの組み合わせ。
暖かみのあるグレイを髪色に、無機質な暗いグレイを組み合わせる。
人当たりがよく、なんでもそつなくこなすが、内面に闇(別の一面)があるキャラなどにオススメ。

暖色系のグレイ=暖かさアリ、無彩色のグレイ=無機質‥色のイメージがそのまま絵に反映されている感じで勉強になります

ブラック系のキーワード:意志

・強い使命感を持つ
・何かを支配する
・気高くフォーマル

正義感が強い男の子

黒茶×韓紅(からくれない)の組み合わせ。
肉体的・精神的にも強いキャラに。正義感が強く、ヒーロータイプにも使える。

黒は「悪役」にも「正義役」にも使えるんですね

肌の色との相性:パーソナルカラーとは?

パーソナルカラーとは、肌の色を基準にしたときに相性のよい色のグループのこと。
メイクやヘアカラー、ファッションで顔まわりに使うと、肌色をきれいに見せる、第一印象をよくするといった効果があります。

マンガキャラ配色の教科書より
イエローベース(黄みのある色)ブルーベース(青みのある色)
SPRING(スプリング・春)SUMMER(サマー・夏)
AUTUMN(オータム・秋)WINTER(ウィンター・冬)

SPRING:健康的で親しみやすい

<赤みの少ない肌と相性がよい色>

・イエローベースのソフトな色
・透明感がある鮮やかな色

チューリップや菜の花など春に咲く花、明るい新緑、黄緑をイメージさせるグループ

SUMMER:清楚でさわやかな印象

<ピンク系の明るい肌色と相性のよい色>

・ブルーベースでパステル調のソフトな色
・グレイッシュな色

あじさい(初夏の梅雨時)のグラデーションカラーやブルーグレイは相性がよい。

AUTUMN:落ち着いた印象

<健康的な小麦色と相性のよい色>

・イエローベースの深みのある色
・彩度の低いカラー

秋を感じさせる色のグループ、配色次第でナチュラルにもゴージャスにも見せることができる。

WINTER:スポーティかつクールでシャープ

<やや深みのある肌色と相性のよい色>

・ビビットな強い色
・白、黒、グレイのモノトーン

男子キャラにも使いやすく、淡い色とも合う(コントラストを利かせた配色)。

イラストに活用できる色の不思議な特性

・光によって物の色味が変わる
・見慣れた配色、ひねりの効いた配色

光によって物の色味が変わる

明るい場所でみる赤と、暗い場所でみる赤は、明るさだけでなく色みも変化して感じられる。

マンガキャラ配色の教科書より

・明るい光が当たる部分→明るい黄みの色に感じられる
・光が当たらない部分→暗い青みの色に感じられる

PCCSカラーでも黄系は明度が高く、青系は低いとされています

ビビットトーンのような高彩度は明暗のアップダウンが激しく、低彩度の色はあまり変わらないと書かれているね

見慣れた配色・ひねりの効いた配色

<ナチュラル・ハーモニー>

安心感のある見慣れた配色。
黄系は明度を高くし、青系は明度を低くする。

<コンプレックス・ハーモニー>

オシャレ、不思議な印象になる。
ナチュラル・ハーモニー真逆の配色。
黄系の明度を低く、青系の明度を高くする。

重さのバランス感(保守的・アクティブ)

前に読んだ書籍にも「明るい色は軽く、暗い色は重たく感じられる」と書かれていました。

暗い色を大きな面積で下の方に使うと、どっしりした安定感が感じられます。
これをまるっきり逆転させるとアンバランスになりますが、この不安定な感じは、背景に使うと「動き」として感じられて、キャラの服色として使うとアクティブな印象にもなります。

マンガキャラ配色の教科書より

ボトムが暗い色:保守的、フォーマルファッション
ボトムが明るい色:アクティブ、カジュアル感

明度グラデーションの効果(背景)

①顔のまわりだけ明度を下げたグラデーション:不穏な雰囲気
②顔のまわりだけ明度を上げたグラデーション:何かをひらめいた瞬間のような雰囲気

私たちの視覚は、色みの変化よりも明るさの変化に敏感に反応するため、色の明るさに気を配ることで、表現の幅が広がる。

マンガキャラ配色の教科書より

プロイラストレーターさんも絵を映えさせるには「コントラスト差」が大事‥とよく言っていましたね

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地域・場所の色イメージ

都会的:寒色系とグレイッシュな色
牧歌的(時間がゆったり流れていくような雰囲気):少し濁ったやわらかな色
日本的:朱色・藍色(あいいろ)・抹茶色・鼠色(ねずみいろ)を中心に使う
西洋的:ブルーグレイ、ラズベリーレッドを使う

愛や悲しみを「色」の組み合わせで伝える

キャラの複雑な感情を表現するには、ひとつの色だけでなく、組み合わせが重要。

マンガキャラ配色の教科書より

例:赤→情熱・力強い・愛・恋

・赤紫+白をまぜたピンク→愛、恋の象徴
・赤+白をまぜたピンクやオレンジ→穏やかな愛、家族愛、仲間
・暗い紫→不吉な予感
・黒をまぜた赤、オレンジ→力強いリーダーのイメージ
・グレイッシュな紫→癒されたい気分
・グレイッシュな赤、オレンジ→現状維持、安定、進展のなさ

赤=情熱・力強いのイメージも、白や黒が混ざるとイメージが変わると言われていたよ

書籍に書かれていたマンガのシーンに使える色の組み合わせを「一部」紹介します。

さらに、

感情の強さ=彩度の高さ(配色に置き換えた場合)と言われています

愛:情熱的な愛~憎しみを含んだ愛

・赤~ピンクで表現
・彩度の高い色→衝動的な強い感情
・彩度の低い色→穏やかで、ほんわかした感情
・配色に濁った色→裏切り、二面性、ネガティブな行く末を暗示

<情熱的な愛>

ビビット系の色+淡いピンク

<穏やかな愛>

コーラルレッド、赤み~黄みのオレンジ+濃いブラウン

<憎しみと隣り合わせの愛・ドロドロな愛>

鮮烈なレッド+濁った色

楽:熱気~おちゃらけ

・ただ派手な色を使えば良いというわけではない
・ビビットな色やブライトな色をメインカラーにする
・赤、青、黄など沢山の色を使うと、楽しいことであふれているイメージ
・暖色系でまとめれば、熱気で盛り上がっているイメージになる

<最高潮の気分>

信号機の赤・青・黄の多色配色+白で抜け感を出す

<熱気に包まれて>

レッド系やオレンジ系でまとめ、ブライトイエローをアクセントカラーに。

<おちゃらけ>

軽い冗談でみんなを笑わせるイメージ。
揺らぎのある空気感→イエロー×パープルの対照色相

驚:晴天の霹靂(へきれき)~ショッキングな事件

・驚きには、喜びを伴うものからショッキングなことまで様々
・驚き表現には「対照色相」を選ぶ
・その上で、明暗のコントラストを付ける
・白、黒でもOK

<晴天の霹靂>

明暗のコントラストを最大限にする。
あと対照色相も(黄と青)。

<喜びを運ぶサプライズ>

お互いがハッピーな気持ちになれるサプライズは、イエローやグリーンで表現。

<ショッキングな事件>

強いブラックやダークグレイを使う。

恐:プレッシャー~背筋が凍る恐怖

※たくさんの色相を使う→不安な要素が多い、漠然とした不安を抱えている
・対照的な色相は大きなプレッシャー
・おぞましい恐怖感は色相よりも「明暗」の対比で表現

<不安・プレッシャー>

ダークグレイッシュな多色配色は「混乱」を象徴。肌色は健康的な色。

<背筋が凍る>

得体のしれないもの、最悪の場面の恐怖は明暗のコントラストを使う。
暗闇とキャラの青白い肌を対比させる。暗いバイオレット系も可。

<重圧に押しつぶされそうになる>

キャラの感情の起伏を表現するために色相コントラスト(対照色相・青と赤など)を使う。

疲:気だるい~さわやかな疲労感

・画面全体の明るさでキャラの疲れを表現
・ビビットな色はなるべく避ける(アクティブな印象にならないため)
・逆に、スポーツ後の疲労感はビビットな色を使う

<気だるい>

グレイの組み合わせ。背景を明るく、キャラをやや暗くする。

<すべてに疲れ果てる>

暗く濁った色をメインカラーにすると、どんよりと重たい空気が支配する。
キャラも背景も同じくらいの明るさにすると、キャラが背景に埋もれている印象が出せる。

<運動後のさわやかな疲労感>

背景には明るい光を思わせる色を使い、キャラにはビビットカラー(アクティブさを表現)を部分使いする。

余談:地域によっては色のイメージが違う?

特定のものに対して、どのような色のイメージを抱くかは個人差があり、その人が育った場所(国・地域)の文化にも影響を受けます。

マンガキャラ配色の教科書より

例として‥

・リンゴ
レッド:日本のイメージ
グリーン:ヨーロッパのイメージ
・太陽
レッド:日本のイメージ
明るいオレンジや黄色:外国のイメージ
※日本は国旗の色に由来しているそうです

「どの層に向けて絵を描くか?」‥でもこの認識は重要ですね

日本では当たり前の色イメージで「外国人に向けて」描いちゃうと、伝わらない可能性があるってことか‥

異世界・過去・未来の色イメージ

異世界や過去・未来でも色イメージがあります。
書籍で紹介されているものが多いので、一部を紹介します。

<神聖なる天界・地獄の魔界>

天界
・メインカラーはホワイトと淡い色
・陰影はライトグレイを細分化する
・イエロー系のくすんだ色でゴールド感を出すと神々しさが増す

魔界
・濁った暗い色
・ブラック、バイオレットパープルの他、暗く濁ったレッド×イエローも良い
・レッド×イエローは中差色相で、独特な世界観を表現

<サイケデリック・ワールド>

・人工的(バーチャル)な世界観
・彩度が高い色同士を組み合わせる

<近未来のディストピア>

・一般的には「過去は暗く」「未来は明るく」とされていますが、真逆にする
・近未来だけど、夢も希望もない状況を表現
・大半の色は、暗くにごった色
・強い色相対比(レッド×ブルーグリーンなど)、強い明度対比をさせる

まとめ:カラーイラストを描く方なら事典的な本があれば超便利!

・色見本を見ながら着彩できる
・色彩の知識をわかりやすく学べる
・イラストの印象は色の組み合わせによって変わる
・原色に無彩色(白・グレイ・黒)を加えると、意味が変わってくる
・季節、地域、心理、感情表現なども色で表現できる
・イラスト中級者も目からウロコな内容だった

色彩学(3級・初級レベル)でも分かりにくかった部分が理解できるようになりました。
カラーイラストを描く初心者~中級者くらい方なら、絵のレベルアップ(センスの良さがアップ)が期待できますので、こういう色見本書籍は1冊持っておいて損はないと思います(^^)

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